患者の疾患特性や代謝特性に基づく精密な治療がますます可能になっている一方で、患者の高齢化が進んでいるという事実も受け止めなければなりません。米国では、85 歳以上の人口が今日の 5.8 百万人から 2050 年までに 19 百万人にまで増加する見込みです。
それとは対照的に、医薬品の設計、開発、製造は過去数十年間で大して変化しておらず、いまだに十把一絡げな製品コンセプトに依存しています。規制準拠の不徹底、薬物誤用、医薬品の不適切な改変、投薬管理に関連した問題は、安全性の問題のほか、特定の患者人口における治療成果の低下につながる原因として認識されるようになっています。
患者が医薬品をどのように扱い、それを理解し、使用するかを検討することは、患者中心の医薬品をコンセプト形成、設計、および開発するうえで欠かすことのできない前提条件です。患者中心の医薬品は、患者の治療ニーズを満たすだけでなく、薬物療法を管理する際に重要となる個人的な患者要因にも対応することができます。最終的な目標は、目的通りに直感的に使用される医薬品を開発することです。
Coni-Snap® (スナップ) スプリンクルカプセルは、急激に増加している嚥下障害のある患者のニーズに応えることを目的とした、新世代の患者中心カプセルです。
消費者テストにより、Coni-Snap スプリンクルカプセルは従来のカプセルより開けやすいことが確認されました。親、介護人、高齢の患者を含む参加者の 81% が、簡単または非常に簡単に開けることができると回答しました。